8

卒業生たちの
進路•活躍

生涯教育学専修で学んだ先輩たちの声です.
どう羽ばたいていったのでしょうか?
そして学生時代を
どう振り返っているでしょうか?

鈴木彩花(すずき あやか)

鈴木彩花(すずき あやか)
卒業年 2021年3月学部卒
勤務先 学校法人明治大学管財部
仕事の概要 学生の皆さんが安心・快適に学ぶ環境を整備するために,キャンパスの修理・工事に関する調整や手続き業務を行なっています.
1. どのような大学生活を送っていましたか? 哲学や社会教育など自分の興味の向くままに知識を吸収した学生時代を過ごしました.

様々な分野に触れる中で,特に高等教育論に強い興味を覚えたため主専攻のテーマとして選択しました.卒業論文では「早大生の成長」を切り口に,ドキュメント分析の手法を用いて,大学の役割や現代社会におけるポジショニングについて考察を行いました.

卒業論文の執筆中,他分野での気づきや知識,考え方が生きてくる場面が多々あり,学問分野自体は異なっていても,自分の興味がある分野とどこかで共通する部分があると気がつきました.これらの経験から多角的に物事を見ることの大切さを学びました.
2. 現在のお仕事に,大学での学び・経験がどのように活きていますか? 異なる分野に興味を持ち,理解しようとした経験が,現在の業務へ取り組む姿勢へ繋がっていると実感しています.「生涯学習」という専攻の特性上,各地域の文化や取り組みといった,ミクロで専門色の強い事例に触れる機会が多々ありました.加えて,学部の枠にこだわらずに授業を履修していたため,専攻以外の分野を学習する環境に恵まれていました.

現在は大学の施設の管理・調整を行なっていますが,今までの人生で関わったことのない分野かつ専門的な用語が飛び交う職場のため,苦労することも多くあります.しかし,日々の仕事の中で自分なりの疑問点を先輩にお聴きしたり,未知の分野に興味を持って取り組んだりすることで,やりがいのある日々を過ごしています.

大学時代の知識や経験が直接的に仕事に活きてくるとは限りませんが,学生時代の学び「型」が仕事の取り組み方に繋がるのではないかと考えています.