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卒業生たちの
進路•活躍

生涯教育学専修で学んだ先輩たちの声です.
どう羽ばたいていったのでしょうか?
そして学生時代を
どう振り返っているでしょうか?

N・H

卒業年 2014年3月学部卒
勤務先 国家公務員総合職
1. どのような大学生活を送っていましたか 私は所属ゼミ(前田先生)において,多文化教育をテーマに諸外国の事情と比較し考察を加える手法を学びました.比較するにあたっては,各国の教育事情のみならず他の社会事情等の差異も慎重に検討する必要がある中,私の学問的関心は自ずと社会科学分野へも向かうこととなり,結果として視野が大きく広がりました.

また,私は在学中,教育学に限らず,法律,政治,経済学等,意識的に他分野の科目も履修していました.そうした中で,たとえば教育に係る講義においても,他の分野における視点を応用できる(逆も然り)ことに気付く場面が多々ありました.
2. 現在のお仕事に,大学での学び・経験がどのように活きていますか? 行政課題が複雑さを増す中,多面的な視座から現状を正確に捉え,解決策を見出すことがより重要になっています.専修での学びは,私の視野を広げるとともに,複眼的視座の形成に大きく寄与したように感じます.

なお,私は入省後,国際関係業務から金融や経済分析まで多岐に渡る仕事に携わり,多くの業務を短期間でキャッチアップする場面を何度も経験しました.このような場面においても,本専修において決められた期限の中で複数の課題を一定水準に仕上げる基本動作を身に着けたことが大いに役立っています.