2021年度の1年生・吉井ゆいさんにうかがいました!
2022年03月31日/ 濱中淳子
先週土曜日(3月26日),無事に卒業生の皆さんを見送り,そして私たちは,もうすぐ新一年生を迎えます.
さて,このタイミングで,昨春,生涯教育学専修に入学された吉井ゆいさんに寄稿していただきました!吉井さんには,(1)早稲田大学での1年間を振り返ってみて,(2)早稲田での「面白いエピソード」を一つ,(3)新1年生に向けてのアドバイス,の3つについて書いていただきました.ぜひご覧ください!
1.早稲田大学での1年間を振り返ってみて
去年の四月に早稲田大学に入学してから1年が過ぎようとしている今、私には大きな変化が2つありました。1つ目は、沢山の素敵な出会いを通して、自分の世界観や価値観が広がったことです。早稲田大学には、本当に面白い人が沢山います。些細な話題でも深く語り合えたり、真剣なテーマに対して様々なアイデアを出し合えたりするため、会話をすることがこんなにも楽しいことなのだと実感しました。多様性あふれるこの環境で、これまで出会ったことのないような個性をもつ学生や本気で何かに取り組んでいる学生に出会えたことは、私にとって大きな刺激になると同時に、私の価値観を広げてくれていると確信しています。
2つ目は、何にでも挑戦できていることです。私は高校生の頃、大学で挑戦してみたいことが沢山ありました。早稲田大学には、私と同じような興味をもつ学生や、何かを始めたり挑戦したりするきっかけが沢山あります。それはサークルや授業で偶然見つけることもありました。挑戦することを通して得た成功も失敗も、すべての経験が私の大学生活を彩ってくれていますし、可能性をいくらでも生み出せることにわくわくします。
ただ、早稲田大学に入学してからの1年間毎日が本当に忙しく、スケジュール帳に予定を分刻みで書き込み生活をしています。睡眠時間が足りないと感じることもありますが、今、一生懸命に過ごせている自身の大学生活に満足しているので、2年生もこのまま頑張ります。
2.早稲田での「面白いエピソード」を一つ
春、第二外国語の授業が始まったころ、それぞれの第二外国語の授業では発音の仕方を学習します。ある日、オンライン授業用の教室でオンデマンドの授業を受講していると、前後左右から「マー↑マー↓」という声が聞こえてきました。それは、中国語の授業を受講している学生が授業中に発音の練習をしている声で、突然あちらこちらから「マー」という声が聞こえてきたものですから、とても驚きました。静かな教室で突然始まった「マー」の状況に、思わず笑ってしまいました。今年の春にも中国語履修生の「マー」が聞けると嬉しいです。
3.新1年生に向けてのアドバイス
勉強を続けることと、出会いを大切にすることが重要だと思います。大学は学ぶ場所ですから、自分の興味のある授業を沢山履修して多くの学びを得るべきです。早稲田大学にはGECというオープン授業をはじめとした面白い授業が沢山あるので、それらの履修することで大学での学びがさらに充実すると思います。大学の授業だけでなく、TOEICや第二外国語などの資格の勉強を頑張っている学生も多いです。受験での勉強へのモチベーションを失わず、春からも一緒に頑張りましょう。
また、早稲田大学での数々の出会いは、みなさんの世界を必ず広げてくれます。様々な価値観やバックグラウンドをもつ人との出会いを楽しむことが大切です。大学では、沢山の人と関わりを持ち、積極的に話しかけてみましょう。きっと面白い考えの人や素敵な夢を持つ人に沢山出会えるはずです!
著者プロフィール
濱中淳子 (はまなか じゅんこ)
教育・総合科学学術院 大学院教育学研究科 教授
専門分野:教育社会学,高等教育論
https://w-rdb.waseda.jp/html/100001497_ja.html