小林敦子ゼミ・合宿報告

2024年10月25日/ 管理人

小林敦子ゼミ・合宿報告

小林敦子ゼミの合宿報告が届きました!3年生の社本大隼さんによるものです。ぜひお読みください!


 

大島上島での合宿に参加して

私は今回の小林ゼミ大崎上島合宿において感じたことは、実際にその土地に降り立ち、そこにいる人々とふれあい、価値観を共有することの重要性である。

「島チャレ」では、小学生から大人に至るまでの様々な年齢層の島の方々と、自分がやりたいプロジェクトを交流するなかで、視野を広げることができた。

複式学級で授業が行われている東野小学校では、「メッセージツリー」など、先生が子どもの自己肯定感を高めるために、教育の島ならではの工夫を行っていることを学んだ。さらに大崎上島町役場で職員の方々から、「教育の島」として現在行われている取り組みや将来のビジョンを聞いた。

最後に、大崎海星高校で生徒たちにプレゼンを行い、彼らとコミュニケーションを図ったことで、島の高校生と、東京で大学生をしている私たちとの今までの人生と将来を共有し合うことができた。高校生が私たちの話に真剣に耳を傾けてくれたのは本当にありがたかったし、彼らにとって、「自分の人生を決めるための参考例の一つ」になれれば嬉しく思っている。

円光歩さん含めた島の高校魅力化推進コーディネーターの方々が島の子どもたちが社会で羽ばたけるように、また島がより温かく明るくなるように様々なプロジェクトを作り、それを実行する熱い姿を実際に目にして、人生の選択肢の広さと自分が社会に出て何ができるのか、何をできるようになりたいのか再考するきっかけにもなり、大きな収穫であった。

今回の大崎上島へのフィールドワークを通して、「学ぶ」ということは、単に知識を得るだけではなく、実際にその土地で体験をし、現地の人と価値観を共有し、そこで自分との共通点、相違点を見つけ出し、それらを通して相手から得たものを自分の中に落とし込むことだと気づかされた。決して思い込みをしたり偏見を持ったりするのではなく、自らで実際に現場を見ることが学ぶことの極意であり、それを今回の合宿では体験でき大変貴重で忘れがたい出来事となった。そして、合宿で出会った方々、小林先生を含むゼミの仲間たちのおかげで、この学びが得られたことを心から感謝したい(社本大隼)。

小林敦子ゼミ・合宿報告

 

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管理人 (kaerukun)