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スタッフ

生涯教育学専修の教員が送る
学生たちへのメッセージ.
大学でどう学べばいいのか,
ヒントを見つけてください.

万静嫻(ばん せいかん)助教

万静嫻(ばん せいかん)助教
専門分野 社会教育史
研究関心・業績 ■research map https://researchmap.jp/08201023 ■早稲田大学研究者データベース https://w-rdb.waseda.jp/html/100004110_ja.html
学生たちへの
メッセージ
早稲田大学で最後の学生生活を送りました.新入生で初めて図書館を訪ねた時に,地下の自動書庫が目の前に開く瞬間のワクワク感は今でも鮮明に覚えています.大学には,こういった「秘密基地」のようなところがたくさんあるので,ぜひぜひ,探検してみてください.

専門は中国の社会教育史で,1920年代に一般民衆を「新民」として教育・啓蒙するための民衆教育の実態について研究しています.基本の読み書きさえできない一般民衆にとって,日常生活から遠ざかっていた「教育」が,彼らにどのような意味を持ち,どのように受け止められたのかを探ることは,私にとって非常に興味深いものでした.

結論から言えば,教育は人生のたった一つの経験に過ぎません.

しかし,私の学生生活を振り返ってみると,このたった一つの経験に過ぎない教育を通じて,新たな自分と出会い,想像もしなかった世界が見えるようになりました.

教育と自分の生活とのつながりを築きながら,教育の自分にとっての新たな「意味」を味わうことが,とても楽しい体験でした.

大学の四年間で,自分にとって有意義なことをどんどん発見し,挑戦してみてください.きっと,自分にしか体得できない素晴らしいことがこの先に待っています.

照屋朋子(てるや ともこ)助手

照屋朋子(てるや ともこ)助手
専門分野 自立支援
研究関心・業績 ■早稲田大学研究者データベース https://w-rdb.waseda.jp/html/100003737_ja.html
学生たちへの
メッセージ
私は法学部卒で,社会人経験を経て,教育学研究科の博士後期課程に入学しました.

私が,大学時代に心がけていたことは「視野をひろげる」ことと「一点突破」することです.「視野をひろげる」ために,様々な授業を受けることに加えて,学内の立て看板を定期的にチェックし,気になる講演会やイベントに参加していました.早稲田大学の学内イベント数は日本でもトップだと思いますので,皆さまもチェックしてみてくださいね.「一点突破」はGECの授業で学んだ考え方です.国際協力を志すにあたって,まずは一つの国から活動した方がよいとアドバイスを受け,大学2年時にはじめてモンゴルへ行き,大学時代計5回モンゴルに行きました.

大学院在学中には,大学で出会った仲間たちと国際NGOを立ち上げ,約10年間,モンゴルの孤児院の自立支援を行いました.現在は,モンゴルだけでなく,世界中の子ども達の自立に貢献するために,助手として貧困下にある子ども達の自立支援の研究に励んでいます.

この様に生涯教育学専修は,国際的な関心にも対応でき,幅広く学び,研究することができます.助手として皆様の学生生活が充実したものになるようお手伝いできればと思っています.私は16号館9階の927助手室にいますので,いつでも気軽に訪ねてきてください.