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スタッフ

生涯教育学専修の教員が送る
学生たちへのメッセージ.
大学でどう学べばいいのか,
ヒントを見つけてください.

戸谷登貴子(とや ときこ)講師

戸谷登貴子(とや ときこ)講師
専門分野 音楽教育(学校音楽・合唱教育)
研究関心・業績 ■research map https://researchmap.jp/gonbe4122 ■早稲田大学研究者データベース https://w-rdb.waseda.jp/html/100002973_ja.html
学生たちへの
メッセージ
「人がより良く生きること」は,いつの時代においても重要なテーマです.その根幹に大きく関わるのが教育です.教育は,学校,家庭,社会,地域…と,その対象ステージは実に沢山あります.期間も対象年齢も限定的ではなく,生涯に渡って関与し,社会の形成に必要不可欠です.ですから,多様性,共生が求められる今,教育の在り方は社会を作る上で一層注視され,重要性を増すべきだと考えます.特に生涯教育領域は,今後よりきめ細かく,真摯に社会の状況に応じたものが必要になっていくことでしょう.

ここ生涯教育学専修は,そのような幅広い教育ジャンルの研究に対応できる,すばらしいところです.社会のニーズに応えられる理論がきっと見つかります.学生時代の貴重な時間の中で,構築された理論と実践の結びつきを体感し,仲間との学びを沢山楽しんでほしいと思います.そして,皆さんの興味・関心のあるステージ,研究対象を見つけて,自身の可能性を存分に広げて下さい.

藤本啓寛(ふじもと たかひろ)助教

藤本 啓寛(ふじもと たかひろ)助教
専門分野 教育社会学,スクールソーシャルワーク
研究関心・業績 ■research map https://researchmap.jp/takahirofujimoto ■早稲田大学研究者データベース https://w-rdb.waseda.jp/html/100003352_ja.html
学生たちへの
メッセージ
私は学部時代,隣の教育学専修で学んでいました.その間に並行して進められた特別支援学校の教員免許科目の履修では,もう一方の隣の教育心理学専修の先生方にお世話になりました.そして今助教として,生涯教育学専修で務めています.このように教育学専攻内で3足の草鞋を履いた経験から,皆さんに教育学専攻内の他専修と比較した生涯教育学専修の学びの特徴を伝えてみたいと思います.

それはずばり,比較的自由に授業を履修できることです.教育学専攻を卒業するには,ただ124単位以上を取得するだけではなく,外国語や専門教育科目といった区分ごとに定められた「所定単位数」に従って満たしておく必要があります.この所定単位数は,各専修が学生にどのように学んでほしいのかを示す隠れたメッセージと考えることができます.実は,生涯教育学専修を卒業するために必要な専門教育科目の所定単位数は,隣の教育学専修・教育心理学専修に比べて16単位以上少ないのです.

こうした自由をどう手なずけるのかは皆さん次第です.“楽単”かどうかという基準で履修科目を選びますか?それとも,自身の関心に沿って選びますか?私が推したいのは後者です.自分の関心を耕し,授業ガイドやWEBシラバスを頼りに,他の誰とも違う“自分だけの学びの地図”を描いてみてください.そんなことをワクワク考えるプロセスこそが,生涯教育学専修からの隠れたメッセージであると(勝手に)考えています.途中で困ったり悩んだりしたときは,16号館9階の927助手室を気軽に訪ねてくださいね.

照屋朋子(てるや ともこ)助手

照屋朋子(てるや ともこ)助手
専門分野 自立支援
研究関心・業績 ■早稲田大学研究者データベース https://w-rdb.waseda.jp/html/100003737_ja.html
学生たちへの
メッセージ
私は法学部卒で,社会人経験を経て,教育学研究科の博士後期課程に入学しました.

私が,大学時代に心がけていたことは「視野をひろげる」ことと「一点突破」することです.「視野をひろげる」ために,様々な授業を受けることに加えて,学内の立て看板を定期的にチェックし,気になる講演会やイベントに参加していました.早稲田大学の学内イベント数は日本でもトップだと思いますので,皆さまもチェックしてみてくださいね.「一点突破」はGECの授業で学んだ考え方です.国際協力を志すにあたって,まずは一つの国から活動した方がよいとアドバイスを受け,大学2年時にはじめてモンゴルへ行き,大学時代計5回モンゴルに行きました.

大学院在学中には,大学で出会った仲間たちと国際NGOを立ち上げ,約10年間,モンゴルの孤児院の自立支援を行いました.現在は,モンゴルだけでなく,世界中の子ども達の自立に貢献するために,助手として貧困下にある子ども達の自立支援の研究に励んでいます.

この様に生涯教育学専修は,国際的な関心にも対応でき,幅広く学び,研究することができます.助手として皆様の学生生活が充実したものになるようお手伝いできればと思っています.私は16号館9階の927助手室にいますので,いつでも気軽に訪ねてきてください.