第28期前田ゼミ・遠藤さんの卒論体験記(後輩へのメッセージ)です!

2023年02月01日/ 管理人

卒論体験記

卒論体験記第三弾は、第28期前田ゼミの遠藤優さんです。ぜひご覧ください!

遠藤優

卒論テーマ:帰国生と地元に対する価値観と帰属意識

〈体験談・後輩の皆さんへ〉

卒業論文の執筆を終えて、私が特に時間をかけたと考える3点とその時に考えたこと、記憶に残っていることを振り返っていきます。

1点目はテーマ決めです。3年生の春学期に第1回目のテーマ発表会を行いましたが、当初の私にはどうしても研究したいというテーマがありませんでした。そこで、まずは研究のゴールをおおまかに決め、それを成し遂げるための具体的なテーマを考えるというアプローチをとることにしました。設定したゴールは「多様性が尊重される社会の実現」。そして関連するさまざまな情報を整理し、「帰国生と地元に対する価値観と帰属意識」を卒論のテーマにしようと決めました。私自身は、このアプローチをとって正解だったと思っています。

2点目は先行研究を探すことです。私が取り扱ったテーマの先行研究はあまり多くはありませんでした。そのため「帰国生」「地元」「児童期」とキーワードを分解し、それらを掛け合わせながら先行研究を探しました。先行研究は、自分の仮説を構築するためだけでなく、実際の調査での指標設定の参考資料としても使いました。自分の研究に落とし込むことで、より論理的に執筆を進めることができたと思います。またご存じかと思いますが、使用した文献は、論文の最後にリストとしてまとめる必要があります。文献をまとめる作業は想像以上に時間がかかるため(私はそうでした)、要項をよく確認しながら書き終えた節や章ごとに小まめに書き留めておくことをお勧めします。

3点目は調査の実施です。私の論文では量的調査、質的調査の2種類の調査を行いました。量的調査ではなるべく多くの回答を集める必要があったため、4年生の夏頃、思い切ってある教育施設に協力してくれるようお願いしてみました。幸いにも調査に協力してもらえることになったのですが、先方と研究の目的や趣旨、調査データの取り扱いなどについて擦り合わせているなかで、私自身、研究の目的をさらに深く理解することができ、また認識の足りない部分を自覚することができました。知り合い以外に卒論の協力をお願いすることはたしかにハードルが高いですが、恐れずに挑戦してみることをお勧めします。また、質的調査では具体的なエピソードの分析を試みました。仮説や先行研究の裏付けはもちろんですが、聞き取りの中で新しい視点を得ることができるので、執筆の気分転換にもなりました。皆さんも取り入れてみたらどうでしょうか。

最後になりますが、卒業論文の執筆は、自由度がかなり高いです。専修で扱っている課題が幅広いように、テーマも方法も自ら選択をすることができます。執筆の最中に「〇〇した方がいいかな」「テーマを見直したほうがいいかな」と迷う時があれば、まず突き進んでみればいいように思います。軌道修正する時間は意外とありますし、相談に乗ってくれるゼミ生や友人、先生方もいます。そういった葛藤や会話を通して、自分のやりたいように思うままに取り組んでみてください。応援しています。

著者プロフィール

管理人 (kaerukun)