第32期小林ゼミ・左貫さんの卒論体験記(後輩へのメッセージ)です!

2023年02月09日/ 管理人

卒論体験記

卒論体験記第四弾は、第32期小林ゼミの左貫菜々子さんです。ぜひご覧ください!

左貫菜々子

卒論テーマ:「食育」のあり方~健全な食生活習慣を身に着けるために~

〈体験談・後輩の皆さんへ~自分にしか書けない卒業論文〉

「自分にしか書けない卒業論文」このテーマを目にして、皆さんはどのような内容の卒業論文を執筆しますか?

「卒論」という言葉を聞くと、「大学4年生が卒業前に追われるもの」というイメージがありました。実際に3万字以上の論文を書いた経験すらなく、本当に書き上げることができるのか、当初は不安でした。そんなことを感じていた私ですが、卒業論文を書き終えた今だからこそ語れることを紹介したいと思います。

私が所属する小林敦子ゼミでは、「自分にしか書けない卒業論文」というテーマのもと、各々が個性輝く卒業論文を書き上げることが伝統となっています。「私らしさ」とは何なのか、自問自答する中で出た答えが「食」でした。料理を趣味とする私だからこその視点で課題を提示し、仮説を立て、今後の展望へと結びつけられるのではないかと思いました。

①「興味のあることをテーマにする」

卒業論文ほど、深く調査することは今後の人生を思い浮かべてもそう多くはないでしょう。時間をかけて多角的にアプローチできる機会であるからこそ、知的好奇心を刺激するテーマを設定すると良いと思います。

「食」という抽象的なテーマが決まった後は、具体化する作業に移ります。まずは、先行研究を調査し続けました。先行研究を繋ぎ合わせつつ、調査しきれていない穴を見つけます。自分がテーマにしたい論点を明確にし、仮説を立て、調査方法を考える、というように、論文の骨子を考えていきます。

②「テーマは、より具体的に。狭く深く論じていくこと」

テーマが抽象的過ぎると、支離滅裂な論文になってしまいます。論点を絞って、そこから自分なりの視点で深ぼっていくことが大切です。

その後は、インタビュー調査やアンケート調査を進めました。自分ならではの調査をすることで、オリジナリティが出てきます。私自身も小学校長の方や、食育スクールを運営する方など、様々な方にインタビューをさせていただき、より深い理解を得ることができました。

③「オリジナリティあふれる調査」

卒業論文執筆目的だからこそ、取材を許可されることも多々あります。「卒業論文執筆」という目的を武器に、自分の足で、目で、耳で、五感を使って調査しに行きましょう。そうすることで、次第に自分が掲げたテーマに対しても愛着が湧いてくると思います。

このようにして、計48ページにわたる「自分にしか書けない卒業論文」を書き上げることができました。当初は、「大変で嫌なもの」というイメージだった卒業論文でしたが、今となっては人生史上最初で最後となるであろう3万字を超える論文であり、「誇れるもの」となりました。大変なこともありますが、教授や同じゼミの仲間からのフィードバックをもらい、自分が書きたい方向が見えてくるように、頑張ってください!卒業論文を書き終えてから卒業する人生も悪くないです!楽しんでください!

著者プロフィール

管理人 (kaerukun)