ゼミ合宿で大崎上島に行きました!
2022年09月30日/ 小林(新保)敦子
燦々と降り注ぐ陽光の中、小林敦子ゼミでは夏合宿(9月12日~14日)で、広島県の大崎上島に出かけてきました。小林ゼミでは、ゼミ卒業生の紹介で、5年前から大崎海星高校と交流授業をさせてもらっています。2020年度、2021年度は、コロナのためオンラインでの交流となりました。ただ、今年こそは、リアルでの対面交流を実現したいと考え、6月に現地での打ち合わせを含めて、準備を進めてきました。
出発直前まで、コロナの感染の広がりに気を揉み、また台風でフライトがキャンセルにならないか、気が気でなかったのですが、幸い、学生さんたちの熱意が天に通じたのか、天候にも恵まれた訪問となりました。
大崎海星高校での交流授業は、ゼミ生が大学生活のことなど、高校生に熱をもって語りたいことを7分間で語り、そのあと、8分間自由に質疑応答をするという形で進めました。大学生1人に対して3人の高校生という4人一組となり話し合い、順番に大学生を入れ替えて合わせて3ターン行うというものでした。
話が大変に盛り上がり、あちらこちらから歓声や拍手が響き渡り、休憩時間にも立ちあがる高校生がいなかったほどでした。高校生からは、「大学生は本当にすごい。大学でいろいろチャレンジしたいという思いが沸いてきた」という感想が聞かれました。大学生が少ない地域ですので、興味を以て話を聞いてもらえたようです。
また、大学生からは、「聞く力を持っている高校生のおかげで、言葉が自然にでてきた」「将来のことをきちんと考えていて、こちらが刺激を受けた」という感想でした。コーディネーター円光さんからは、「生徒が本当に楽しそうだった。普段、あまり語らない生徒も語っていた。よほど楽しかったのだろう」とのことでした。
暖かく受け入れてくださったコーディネーターの円光さん、大崎海星高校の前田校長をはじめとする先生方、役場や島の関係者の皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで、大切な思い出として心に残る価値のある合宿となりました。
著者プロフィール
小林(新保)敦子 (こばやし しんぼ あつこ)
教育・総合科学学術院 教育学部 教授
専門分野:社会教育,家庭教育,比較教育学
https://w-rdb.waseda.jp/html/100000316_ja.html